決算書の分析方法

自分の会社の決算書をながめても、一体何をどう見たらいいのか分からないと思っている経営者の方も多いと思います。説明を受けた時は「なるほど!」と思っているかもしれませんが、時間が経つと結局何をどうすればいいと気づけたかを振り返れる経営者は少ないのが実情です。

決算書を元に経営を分析するとはどうすればいいのでしょうか?

今回は決算書や試算表といった数値情報をいかにして経営に利用し、成功のための活用方法について大枠の考え方をいくつかご紹介します。

分析手法その① 決算書を単年で分析する単体分析

決算書等の数値情報を分析するという方法は大きく分けて二種類あると考えています。

まず一つ目は決算書を単年で見ることです。

決算書を単年で見るとは、最新年度など、どこか一事業年度の決算書のみを見てその数値内容を分析します。単年度分析のキーワードは「割り算」です。詳しい計算は他の記事やサイトに譲りますが、決算書に書かれている複数の数値を割り算し、%で表される「率」を算出します。

例えば、売上総利益を売上高で割ると粗利益率が計算できたり、人件費関係の数値を売上総利益で割ると労働分配率が計算できたりします。

他にも財務の安全性を知るための指標として、「流動比率」や「当座比率」などがあります。

分析手法その② 決算書を複数並べて分析する並列分析

もう一つの分析手法としては、決算書を複数並べて分析するということです。

決算書を単体で見ずに、複数の決算書を並べて比較することで会社の現状が掴みやすくなります。

比較するものとしては、大きく分けて三種類の方法が考えられます。

  • 自社の過去の決算書
  • 同業他社の同年度の決算書(知ることのできる数値は限定的)
  • 以前に目標として建てた事業計画としての決算書

自社の過去の決算書

自社の過去の決算書との比較は、直近三年間程度の決算書を並べると売上や利益がどう推移しているのか、特定の経費や預金残高の数字がどのように推移しているのかということに目を向けることで、会社の成長や停滞、経費の使いすぎ等々の推移を見ることができます。

同業他社の同年度の決算書

同業他社との比較は、業界平均に比べて自社は順調なのか、出遅れているのかということを確認することができます。自社が順調であると感じていてもライバルはもっと順調だったかもしれませんし、自社だけが停滞しているのか、業界全体が停滞していたのかもある程度推し量ることが可能です。

事業計画としての決算書

最後に、当初の事業計画との比較ですが、これは年度が始まる時に数値目標を事業計画として作成したものがあれば、実際に経営を行った結果との乖離を比較することにより、その年度の経営者自身の経営手腕の成功と失敗を認識することができます。

これら三つの比較は、どれか一つだけを行えばいいかというと、そうではありません。

三種類全ての比較分析を行うことで経営は可視化され、これからの経営に活かすことができるようになります。

経営者の皆さんもぜひお手元にある決算書に書かれている数値情報を分析し、これからの経営のために有意義に使ってみてはいかがでしょうか。

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